創業を思い立ってから実際に創業するまでに必要な準備は、事業計画や資金調達、販路開拓、各種届出など、様々です。このホームページは、「ビジネスプランは決まったけれど、これから何をすればよいのかわからない」といった方に、今後の課題と解決法をイメージして頂くためのページです。創業後も「こうすれば成功する」といったマニュアルはなく、業種・業態によって対応方法は異なります。
- 開業資金の調達方法や、開業計画書の書き方がわからない
- 創業する際、法人と個人の違い(メリット・デメリット)がわからない
- 従業員を雇用するとき、どのような手続きが必要かわからない
- 創業に必要な許認可手続きがわからない
- 簿記や経理、確定申告の方法がわからない
こうしたことでお悩みの方のために、地域経済の発展を目的とする神戸商工会議所では、創業相談を承っております。神戸商工会議所には、毎年約600件以上の創業相談に対応している実績やノウハウがあります。
相談料など「費用」は一切不要です。お近くの支部へお気軽にご相談下さい。
創業動機が不明な方は…
どういう目的で何をしたいのか?をはっきりさせる必要があります。また、創業しようとしている内容が顧客ニーズや時代の流れに合っているかどうか?も考える必要があります。
まずは経験のある事業分野やその周辺で創業するのが望ましいでしょう。技術やノウハウを習得するには、とにかく経験が大切です。また、販路を拡大するためには、人脈や信用が大きく影響します。未経験の分野で創業する場合は、経験や知識の不足を補うための方策が必要です。
経営者は、法律・経理・税務・労務など幅広い知識だけでなく、強い意志、努力、体力、金銭感覚を持つ必要があります。
身近な家族の理解が得られなければ、事業に対する意欲が疑われても仕方がありません。信頼できる協力者としての家族は、困難を乗り越えるために必要不可欠です。
業種によっては、創業場所が経営を大きく左右することがあります。一般的に立地条件の良い場所はコストが高いので、採算面については慎重に検討する必要があります。
優秀な人材を確保するためにも、必要とする人材像を明確にし、早めに採用活動を始めましょう。事業が軌道に乗るまでは、人件費は重い負担になります。家族やパートタイマー、人材派遣会社などの活用も検討してみましょう。
商品、サービス、技術またはそれらの提供方法に、顧客を魅了するものがないと、事業の継続は困難です。同業他社と比較して、独自性や新規性を持つことが重要になります。
不測の事態に備え、売上(収入)は少なめに、費用(支出)は多めに見積もる必要があります。同業他社の実績など、裏付けのある数字を基に検討してみましょう。
事業を早めに軌道に乗せるためにはお金が必要ですが、借入はできるだけ少なくしましょう。借入金の返済は事業の採算性をおおきく損なう可能性がありますので、自己資金をコツコツと蓄えましょう。また、創業資金の借入には、保証人や担保などが必要となるケースもありますので、予め検討しておきましょう。
今後の方向性を考えたり、頭の整理をするためにも、自分の描く事業のイメージを具体的に文字や数字を使って確かめることが大切です。また、借入を行うための説明資料としても創業計画書は役に立ちます。
事業計画の立て方はこちらをご参照ください